みなさま初めまして。
あおいもみじ です。
何故ここに
どうして自分は、今この瞬間、現世に、いち人間として生かされているんだろう。
高校生の時に大きく体調を崩し、まともな生活が送れなくなった時。
そこから進学も就職もできず、どう生きたらいいのか分からなくなった時。
私は自分がこの世で一番使えない、無価値で無意味な存在だと思っていました。
何がしたいのかも分からない。
何のために生きているのかも分からない。
明らかに社会不適合な自分が、荷物以外の何になり得るというのか。
そんな自分が何でまだ生きていないといけないんだろうとさえ思っていました。
人間Value
世の中は無情なもので、それに追い打ちをかけるかのように、AIによって今ある仕事はいずれなくなる日が来る..なんて言ってきます。
けれど、一般的に見れば相当落ちこぼれた、特別なものなど何も持たない、自分のことが嫌いで嫌いで仕方ない私だからこそ考えてきました。
人間が、人間だからこそ提供できる価値とは?
私が私の人生を生きているからこそできることとは?
自分のことが嫌いで自分のためになぞ必死に生きられないなら、誰かのために生きればいい。
人間が、他の誰かを想うこと、その人のために力を尽くすこと。
それは時代や情勢が変わっても形が変わっても、何が変わったとしても変わらない美しい部分です。
AIだって人間の作業の代わりはできたって、人間そのものにはなれません。
よく言われますが、AIも手段でしかありません。
結局は、誰のために、何をしたいのか。
その人が、業界が、社会が、国が世界がどう良くなって欲しくて、自分は生きているのか。
それを考える機会を逃してしまった人から、目覚ましい技術と時代の波に飲まれて崩されていくのかもしれません。
アイオライトの祈り
サイトのタイトルに据えた「アイオライト」は、その昔海賊がお守りに持っていた宝石だと伝わっています。
当時の航海においてこの上ない危険をもたらした濃霧を晴らし、青空が覗いて先を見通せるようにと信じられていたそうです。
人生という旅路で、冷たい濃霧のような迷いや不安があれば、それを晴らして見通せるように。
時に一緒に迷って考えて試して、切り拓いていけるように。
私一人にできることなど多くはないけれど、そんな淡い祈りに似た何かがいつか実を結ぶと信じて、できることをできるだけやっていきたいなと思います。