馴れ合いの寄せ集めから抜け出せ

クローズドすぎる絆

私がお世話になっている会社は恐らく-…小さい。

社内の人数も少ないので、
ほとんどがベテランか幹部です。

長年苦楽を共にした仲間で、
休みの日に遊んだ話もちらほら聞くほど
とっても仲はいいのだと思われます。

それはそれで別にいいんですが、
会社として、組織として経営していく上では、
随分とでかい課題にぶち当たっている気がしています。

こっち視点だと彼らはあくまで、
“仲良しの馴れ合いの寄せ集め”
に見えちゃうんですね。

だから例えば、入社して数ヶ月そこらの人間が
彼らの輪の中に入るのはまず無理。

友達というか兄弟というかみたいな距離で
何年、何十年と毎日顔つき合わせて
色々乗り越えてきた人たちなんです。

出会ったばかりのペーペーが
割って入れる距離ではまずない。

腹の底から理解しあってるやつらからすれば、
ようやっと入ってきたあっさい人間なんて
信用も信頼もしようがない。

彼らの感覚もわからんじゃないです。

新入りなんてそもそもどれだけ続くかもわからんで、
大した能力とか実績があるわけでもないんだし。

というかそもそも、新しいやつと頑張って仲良ししなくたって
すでに長年そばにいる仲間とつるんでた方が心地いいですよね。

でもさ。

こちらからすると、
スタートが疎外感なんですよ。

理想

会社組織って、規模が大きくなるほど
仲良しだけの集まりでは当然いられなくなりますよね。

友達になれそうになくても、
趣味嗜好、価値観が違っても、
同じ事業に向き合わねばなりません。

ここで大事になってくるのが、
何を目指して、なんのために会社やってんのか、
ってことではないかと。

世の中がこうなったらいいよね、
とか
これ解決したいよね、
とか
それが叶った先の理想の世界を見据えて
みんなで事業を通して向かっていく。

事業に携わるみんなが、
同じ認識で同じ理想の世界を目指している-

そうやって、共通の理想を追い求められるようになれば、
もはや当人たち同士が仲良いとか悪いとか、
関係なくなりますよね。

同じゴールに向かって突き進む仲間、
同志になるからです。

例えば、部活とか分かりやすいですよね。

私は小学生の一時期吹奏楽にいたので、
毎年夏はみんなで金賞目指して
毎日のように練習していました。

スポーツ系だったら、
地方大会優勝目指す!とか
全国大会目指す!
っていう目標掲げてたら、
部員同士の仲がいいとか悪いとか
関係なくなりませんか。

だって、金賞とか優勝とか、
目指してる場所は一緒なんだから。

自分の得意なとこを活かして、
弱いところは克服に努めて、
最終的に最高のパフォーマンスで
最大限の結果が出せるように
死ぬ気で頑張る以外の選択肢はないはずです。

選ばれる魅力

社内の人数はただでさえ少ないのに、
ここ最近で二人辞めることが決まっています。
(※まだ二人とも入社から一年経ってません)

理由はちゃんと聞いていないですが、
条件面と人間でしょう。

会社として業績が大きく振るっているわけではなさそうなので、
ボーナスも出ないし基本的に昇給の見込みもありません。

人数足りなくて忙しくて、
技術者勢は21時とか22時まで残業していたり、
対応によって泊まり込んだりもしています。

リモート勤務が許可されることは稀なので、
家遠い人は2時間とかかけてでも出社。

信頼関係は、長年所属の人だけで完結。

理念理想や使命感、事業に対する誇りとか
そういうのが語れるわけでもないので、
条件をおしてでもこの会社にいたいとか、
この人についていきたいとか、
そう思わせられる要素もなく。

今んとこ、この会社をわざわざ選ぶ理由がないんですよね。

そして、選ばれる理由を用意する努力もない。

求職者の方が少なく、
企業側が頑張っていい人材に
来てもらわなくちゃいけない時代…

このまんまでは、
会社自体続けられるのかどうか。

まあ私はこの会社の経営者ではないし、
どんな状況からも何かしら学びが得られると思っているので、
自分の考えは持ちつつしばらく見守ろうかと思います笑

いつ気づくのかなあ。

私はこの業界で生きるには、
学歴も経験も大したスキルもないので
他に行くあてもないし、
総大将に可愛がっていただいてるので
許される間はここに浸かっていようかと笑

課題提示なのか愚痴なのか微妙ですが、
今回はこんなとこで。

では!

日常
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碧い もみじ

平成9年生まれ熊本出身、埼玉在住。
高校入学直後「起立性低血圧(自律神経失調症)」と診断され、その後約8年を棒に振ったものの自力で治し、現在はフルタイムで都内まで通勤している。
絵や歌、アクセサリー作り、古典的な自転車など、興味を持ったことにはとことんハマってきたタイプ。
情報発信についても数年かけて学んだため、自分も何かできることを発信しようとサイトを立ち上げた。

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